信販大手5社、最終赤字5400億円・前期、過払い金返還が急増
信販大手5社の2007年3月期決算が18日、出そろった。個人向けローンで利息制限法の上限金利(年15―20%)を上回る「過払い金」の返還請求が急増したことで引当金を積み増し、5社の最終赤字額合計は約5400億円になった。08年3月期は引当金の計上が一巡することで黒字転換を見込む。ただ、貸金業法の改正や割賦販売法の見直しの影響などで営業収益の伸びが鈍化するのは避けられない。
オリエントコーポレーションの最終損益は4613億円の赤字(前の期は150億円の黒字)となった。足元の月間の過払い金返還額が20億円程度に達しており、利息返還に伴う損失のための引当金や貸倒引当金を積み増した。
この結果、財務体質も大幅に悪化。前期末で1304億円の債務超過となった。今月上旬にみずほコーポレート銀行などが債務の株式化を実施するなどで支援し、債務超過を解消した。
三菱UFJニコスの最終損益は521億円の赤字(同196億円の黒字)。月間の過払い金返還額は5億円程度で、3年分に相当する利息返還損失引当金(191億円)を計上した。
(日経新聞)
