三井住友フィナンシャルグループが21日発表した07年3月期連結決算は、当期利益が前期より35.7%減り4413億円。資本提携する消費者金融大手のプロミスが巨額赤字に転落したことに伴って保有株式の評価損を計上したことや、金融庁の行政処分の影響もあり、大幅な減益となった。
決算発表する三井住友フィナンシャルグループ・北山禎介社長=21日午後4時54分、日本銀行本店で
傘下の三井住友銀行では、プロミスに対する融資について引当金を計上したほか、金融庁から販売停止処分を受けた金融派生商品で約300億円の減収となったことなどが響き、本業のもうけを示す業務純益は同23.2%減の7406億円だった。
強化してきた消費者金融との提携が裏目に出たが、21日会見した北山禎介社長は「小口(個人)の借り入れニーズは堅調で、依然として大きな可能性がある」と、提携戦略を見直す考えはないことを明らかにした。
三井住友は公的資金を昨年10月に完済しており、07年3月期の年間配当金を前期から4000円増の7000円に引き上げる。配当性向はそれでも12.5%だが、09年度には日本企業の平均である20%台をめざす。
08年3月期の業績予想は不調だった債券運用益の改善や、投資信託販売の手数料収入の増加などで当期利益5400億円を見込んでいる。
(朝日新聞)
