名古屋市消費生活センターは、06年度の消費生活相談の結果をまとめた。架空請求に関する相談が前年度に比べて34・8%減少したこともあり、総件数は1万6881件と同14・2%(2787件)減だった。相談件数の減少は6年ぶり。
まとめでは、架空請求の相談は6191件で前年度に比べ3301件減った。架空請求に関しては、03年度が前年度比324・2%増の7041件と相談が急増、05年度まで9000件台で推移していた。
06年度は、はがきによる架空請求に関する相談の減少が顕著だった。月別の相談件数を見ると、4?6月が600?700件前後で推移していたのに対し、7?10月は200件台と安定。その後も11月に179件▽12月79件▽1月12件▽2月15件▽3月31件――と減少が続いた。相談件数が激減した同7月や12月は、私設私書箱に現金を郵送させる手口や訴訟の取り下げ手数料などをだまし取る架空請求で、詐欺グループが逮捕された時期と重なる。
一方、商品・サービス別に相談件数を見ると、「商品一般」(3971件)の次に多かったのが、「フリーローン・サラ金」で1582件。このうち、グレーゾーン金利に関する相談は181件と05年度の7件から大幅増となった。
グレーゾーン金利は、利息制限法の上限金利(年利15?20%)と出資法の上限(同29・2%)の間の金利。これまで、借り手が同意した場合には出資法の上限金利まで認めていた貸金業規制法が06年12月に改正され、グレーゾーン金利は3年後に廃止されることが決まった。同センターは、多重債務問題でグレーゾーン金利をクローズアップした報道で消費者の関心が高まったことが要因と見ている。
(毎日新聞)
