消費者金融大手4社の貸し出しが減り続けている。09年にも予定されている貸出金利の上限引き下げに備え、各社とも返済余力が低い客への融資を手控えているためだ。3日出そろった07年4?6月期連結決算では、一般企業の売上高にあたる営業収益が4社とも前年同期を下回り、市場が縮み始めている現状が改めて浮き彫りになった。
大手4社の営業収益を単純に合算すると約3700億円で、前年同期より1割以上縮んだ。融資の申し込みが契約につながる「成約率」が下がった影響で、利益の源泉となる営業貸付金の残高は4社全体で1割近く減少。これにともない、利息収入が減少した。
一方、当期利益はアイフルを除いて前年同期を上回った。店舗の閉鎖や人員整理などのリストラによるコスト削減のほか、前年に過払い利息の返還請求に備えて引当金を大幅に積み増した影響が、今年はなくなっている効果が大きい。
だが、利息返還金の額そのものは各社とも、前年同期を大幅に上回っている。今後、請求が大幅に増えるようだと、改めて引当金の積み増しを迫られる可能性もある。
業界では3位のプロミスが国内5位の三洋信販との経営統合を発表するなど、再編の動きが始まっている。市場の縮小は、こうした動きに拍車をかけることになりそうだ。
(朝日新聞)
